子どもが絵本に興味を持ってくれない…そんなお悩みはありませんか?もしかしたら、しかけ絵本なら、絵本好きになってくれるかも知れません。
この記事では、元小学校教諭で2歳児の現役ママが、0〜2歳の子どもが夢中になるしかけ絵本のおすすめを年齢別に厳選紹介。実体験をもとに解説します。
さらに、鎌倉で親子一緒に楽しめる絵本専門店の情報もまとめました。
しかけ絵本の魅力を知れば、親子の時間がもっと特別になるヒントがきっと見つかるかも知れません。
鎌倉観光の穴場!親子でハマった「しかけ絵本の専門店」
私がしかけ絵本の魅力に出会ったのは、友人親子と立ち寄った絵本カフェ。
子どもと一緒にページをめくると、しかけに夢中。ページをめくるたびに自然と笑みがこぼれたのです。
「この絵本、ステキですよね。鎌倉にある専門店で買ったんですよ」
スタッフの方が教えてくれたのが「メッゲンドルファー」の出会いでした。
鎌倉のしかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」

実際に訪れてみると、外観はまるでおとぎ話の世界。
鎌倉らしい落ち着いた街並みに溶け込む小さなお店には、国内外のしかけ絵本がぎっしりと並びます。
アンパンマンやメイシーちゃん、ディズニーといった定番のほか、「こんなの初めて!」と心ときめく珍しい絵本もたくさん置いてあります。
実際に遊びながら選べる!親子で楽しめる理由
このお店の魅力は、ただ並べられている絵本を眺めるだけでなく、実際に手に取って遊びながら選べるところです。
私も子どもと一緒に「めくってみるね」「こっちは音が鳴るね」とやりとりしながら絵本を選びました。
入店する場合の注意点
注意点としては、店内がコンパクトなためベビーカーでは入店できません。
私は抱っこ紐でしたが、ベビーカーをお店の外に置いている方もいました。歩けないお子さんがいる方は抱っこ紐を持っていくのが安心です。
ラッピングにも対応していて、私は友人の子どもへの誕生日や出産祝いに利用しました。
「次の日も本棚から出して“読んで!”とせがまれたよ」と喜びの声をもらったことも。しかけ絵本は贈り物にもピッタリです。
【3大魅力】しかけ絵本のここがすごい!
鎌倉までは行けないけど、しかけ絵本は気になる!という方も多いのではないでしょうか。もっと、しかけ絵本の魅力や月齢にあった選び方を深堀していきます。
魅力1:五感を刺激!「じっとしてくれない」原因を解決
しかけ絵本は「見て」「さわって」「動かして」といった五感を使って楽しめるのが最大の魅力。ページをめくるだけでなく、引っぱったり回したりすることで、自然と子どもが集中してくれます。
友人が我が家に遊びに来てくれたある日。2歳の子がぐずって泣いてしまったのですが、パッとしかけ絵本を広げると、ピタっと泣き止んでいました。
「絵本をなかなか読んでくれない」「普通の絵本はすぐ飽きてしまって…」とお悩みの方にもおすすめです。
魅力2:ママのストレス軽減!読み聞かせが楽しくなる絵本
読み聞かせは大切と分かっていても、負担と感じることもありますよね。
しかけ絵本は、親の読み聞かせ時間も楽しくしてくれるアイテム。
想像を超えるしかけが隠れていたり、ステキな音楽が流れたりするため、親子で「これ、すごいね」「次はどうなるかな?」と盛り上がれます。
忙しい育児の中でも、読み聞かせの気分をあげてくれるはずです。
魅力3:ことばや年中行事、英語などを楽しく学べる
しかけ絵本は、しかけが楽しいだけではありません。子どもが自分から読みたくなる、学びたくなる工夫が詰め込まれています。
我が家も色を覚えたり、クリスマスを知ったりするのに、しかけ絵本を活用しました。
「子どもにどうやって教えたらいいの?」と悩んだときは、しかけ絵本に頼ってみましょう。
- 食べ物や動物の名前
- 数字
- 色
- 季節や年中行事
- 英語
最近は、英語の単語やアルファベットを自然に学べる絵本も増えています。遊びながら英語に触れられるため「英語っておもしろい!」と前向きな気持ちを自然と育ててくれるのはうれしいですよね。
【年齢別】失敗しない!しかけ絵本の選び方とおすすめ本
小さな子どもはページを強く引っ張ってしまいがち。だからこそ、しかけ絵本は破れにくさも大事なポイントです。
- 厚紙を使ったボードブックタイプ
- 布製のもの
- 破れ防止加工がされているもの
などを選ぶとより安心です。成長に合わせて選びましょう。
0歳におすすめのしかけ絵本
0歳には「めくる」「触る」など感覚を刺激する布絵本やソフトなしかけの絵本がぴったり。
赤・青・黄色などのはっきりした色使いのものが好まれます。
①「あいさつしましょ」

動くぴよちゃんに興味津々!
「おはよう」「こんにちは」の挨拶から「ありがとう」「ごめんなさい」の気持ちを伝える言葉に触れられる一冊です。

②「ふわふわだあれ?」ふわふわ布しかけつき

同じくぴよちゃんシリーズです。
まるでひよこをなでているようなふわふわ感。次々に出てくる動物たちたちも触りごごちがよくて、癒されます。赤ちゃんでもさわって遊べる絵本です。
③「ぬのひもえほん しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ)」

大人気『しましまぐるぐる』のぬのひもえほん。マジックテープを剥がしたり、魚を引っ張ったり、0歳の遊び心をくすぐってくれます。
④「はみがきあそび」

子どもが嫌いになりがちなはみがき。遊びながら、はみがきに親しみがもてるしかけ絵本です。
⑤「いないいない だーれだ?」

日本語はもちろん、英文の載っているバイリンガル絵本。「わんわん」「にゃーにゃー」「あおーーーん」は、英語だとどうなるの?と、子どもだけではなく大人も勉強になります。
「世界で人気の絵本がほしい」「他の人が持っていない変わった絵本がいい」という方におすすめしたい一冊です。

1歳におすすめのしかけ絵本
指先が器用になりいたずら大好きな1歳頃には「引っぱる」「指でおす」「めくる」といったしかけがおすすめです。
動物や食べ物など、よく生活の中で見かけるものが登場すると、より興味をもちやすくなります。
⑥「あおいよるのゆめ」

表紙からしかけがはじまります。小さな指でスライドすると、街中にあかりがともされたり、何かが登場したり。遊び心たっぷりがたくさん詰まっています。
私がしかけ絵本の魅力を教えてくれたのが、こちらの絵本。プレゼントにもすごく喜ばれます。
⑦「おやさいどうぞ」

キャベツ、トマトなど、子どもたちが知っている野菜がたくさん登場します。皮をペリッとむいたり、ザクッと切ったりなど、リズミカルなことばと一緒に料理工程も学べるしかけ絵本です。
我が家では、野菜嫌いを1ミリでも克服してほしいと思って読み始めました。相変わらず野菜は拒否していますが、この絵本は大好きです。
⑧「いち、にぃ、サンタ」
指でしかけを動かすと、サンタが体操を始めたり、ジャンプしたり。中でも、我が子はお尻をフリフリするのがお気に入りです。
読みながら、クリスマスやサンタクロースに触れられるため、四季を赤ちゃんから感じてほしい方にもおすすめします。
⑨「おおきな おおきな きいろいひまわり」

ページをめくるたびに、はなびらが広がる仕組み。最後まで読むと、キレイな黄色のひまわりが開花します。
何度読んでも「おーーー!」と言いたくなるのが不思議。夏生まれの子への出産祝いにも喜ばれそうですよね。
ただ、めくる時にページがやぶれやすいのでご注意ください。
⑩「どこにいるのメイシーちゃん」

英語と日本語、両方のフレーズが載っているバイリンガル絵本。楽しく英語に触れられるのでおすすめなのですが、ネットショッピングでは品薄のようでした。
フリマサイトや古本屋さんでぜひ探してみてください。
2歳におすすめのしかけ絵本
2歳は、おままごと、色や数など、興味の幅がどんどん広がります。簡単なストーリーも理解できるようになるので「しかけ+物語」の絵本もおすすめです。
キャラクターと一緒にかくれんぼしたり、音楽を楽しんだり、遊びながら読み聞かせができる一冊を選びましょう。
⑪「びっくりいろあそび」

英語・カタカナ・ひらがなが表示されるバイリンガル絵本です。
10種類の色が登場。色に合わせて、生き物も飛び出してきます。遊びながら、色を覚えられるのが魅力です。
https://empitsunokuni.com/wp-content/uploads/2025/04/IMG_2449-1-902×1024.jpg⑫「みんなでかぞえる なんばーず!」

数字の文字や単位を覚えたり、かぞえる練習ができたり、楽しく数字が学べる一冊です。
スライドのしかけがあり、我が子は引っ張る動作にハマっていました。
https://empitsunokuni.com/wp-content/uploads/2025/04/IMG_2449-1-902×1024.jpg⑬「Where’s spot ?」

子犬がいなくなってしまい、母親の犬が家中を探しまわるというかわいらしいストーリー。一緒にかくれんぼしている気分になります。
日本語版もありますが、英語版もあるのでおすすめです。英語版では、「in」「on」「under」「inside」など、前置詞にも触れられます。
⑭わたしのキッチン

ピザをピザカッターで切ったり、パスタをフォークでくるくるしたり。しかけ絵本で、おままごとを楽しめる変わった一冊です。
はじめてみるしかけに一目惚れして購入。我が子も、毎日ピザを切って、アンパンマンに食べさせています。それくらい2歳児が大ハマりした絵本です。
⑮「どうぶつたちのオーケストラ モーツァルトをかなでる」

オーケストラがかなでるモーツァルトの曲が、実際に流れる「おとがなるしかけ絵本」です。
かわいい動物たちが、子どもでも分かるようにやさしくモーツァルトの生い立ちや偉業を教えてくれます。まずは音楽やクラシックに触れてほしいときにおすすめです。
よくある質問Q&A
しかけ絵本は何歳から?
0歳から楽しめるものもあります。布絵本や角が丸いタイプは特におすすめです。
私も生後1か月あたりから少しですが読み聞かせを始めました。当時は無表情で楽しんでいるのかはまったくわからず、やめようかなと思ったことも。
けれど、1歳や2歳になったときにその本を大事そうに抱えている姿をみて、読み聞かせしていてよかったのかもと感じています。
どれくらいの頻度で読むのがベスト?
我が家では、寝る前に読んでいます。
読みたい絵本を自分でかごに入れる動作をはさむことで、より特別感が生まれ、スムーズに寝室へ移動してくれます。ルーティンに習慣になります。
外出先にも持ち運べる?
小型で軽いしかけ絵本なら持ち運びOK。お出かけ先での待ち時間にも便利です。
【まとめ】しかけ絵本のおすすめと鎌倉の楽しみ方を解説しました
しかけ絵本は、子どもの五感を刺激し、親子の時間を豊かにしてくれる素敵な存在です。
実体験を通じて感じたのは、「読んであげる喜び」と「子どもの反応の嬉しさ」。もし今、絵本選びに迷っているなら、ぜひ一冊のしかけ絵本から始めてみませんか?
- 子どもが夢中になれるしかけ絵本は、五感を刺激し集中力を育てる効果がある
- 年齢別・テーマ別に選ぶことで、絵本選びの失敗を防ぐことができる
- 鎌倉には、遊びながら絵本を選べる体験型の専門店がある
- プレゼントとしても喜ばれ、特別感を演出できるアイテムである
- 親子の会話やふれあいが自然と生まれ、育児に自信が持てるようになる
絵本を選ぶ時間も、読んであげるひとときも、大切な思い出のひとコマ。今日の1ページが、ママにとってかけがえのないひとときになりますように。
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